西元自身が直接筆入れをして焼き上げる、世界で一点の陶器製の皿———それが陶墨皿 (とうぼくざら) である。
- 直筆で1,000枚を描く
- 西元は陶墨皿創作にあたって、「直筆で1,000枚」という未知の領域への挑戦を決断。
その1枚1枚を決して疎かにすることなく、筆先に感性を研ぎ澄ませ、全てに魂を込める。
- 7寸に宿る生命
- およそ7寸(21cm)四方の世界にほとばしる躍動感と生命の力強さ。描かれた絵は、同じモチーフでも、その時々の西元の心情が写されたように多様な表情を見せる。
「連作」としても楽しめる、陶墨画とは異なる陶墨皿の魅力を感じてほしい。
後世にも風化することのない「生命のアート」ーーー陶墨画の魅力を、より多くの人に届けたい。そんな西元の想いから陶墨皿への挑戦は始まった。
飾る場所を選ばない大きさも、「1,000枚」を描ききるという挑戦も、直筆でありながら手の届きやすい価格も、全て西元の想いが具現化されたものである。
- 挑戦は土の選定から始まった
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まずぶつかった壁は、新しいキャンバスである1,000枚もの皿の準備。
筆の運びに直接影響する上に、焼き上がるまでに割れや歪みが起きないよう、品質に妥協は許されない。そのため、土の選定から行う必要があった。
構想から約半年、試行錯誤を繰り返し、ようやく満足のいくキャンバスの用意ができた。
- 一皿に出逢う人を想って描く
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目の前に積み上げられた皿への筆入れは、西元にとって未知なる挑戦である。焼き上がりをイメージして、感性の赴くまま一気に描き上げる一皿もあれば、長い時間苦しみながら産み出す一皿もある。
「1,000回 初めての気持ちで描きます」
何皿描くか、ではなく、一皿に出逢う人を想って向き合う西元らしい言葉だった。
- 自然とのコラボレーション
焼成(しょうせい) - 焼成は自然との闘いでありコラボレーション。釉飛び、割れ、歪みなどが発生し、最初の成功は3割にも満たなかった。その中で納得できるものにだけ落款を入れ、透明釉薬をかけ、1,200度で再度焼き締めてようやく完成する。
全てに西元のサインと落款が入った正真正銘の直筆作品です。
それぞれが完全な一点物のため、同じものはご用意できません。
また、「お一人でも多くの人に届けたい」という西元の想いに沿うため、
一度に多数のご注文はお受け出来ない場合がございます。
何卒ご理解・ご容赦くださいませ。